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トピックス
患者からの謝礼金、受け取る医師が8割

2007. 5. 24
日経メディカルオンラインによれば、患者からの謝礼金、受け取る医師が8割
で謝礼の相場は10万円未満。最高は100万円以上。また「絶対に受け取らない」とする医師は13.6%というレポートが掲載されていました。
医師のホンネで興味あるものをいくつかご紹介します。
「基本的に受け取る」
・感謝の気持ちであり、医療に十分自信があれば受け取るのは当然。(20歳代、内科)
・勤務医にとっては、医師の技量による報酬上の差がないため、必要悪。(40歳代、整形外科)
・外科系の常軌を逸する額の場合や、大学病院・大病院の慣例は良く知らないが、診療所で渡される金品などは、本当に余裕のある患者だけ。特に、在宅診療専門でやっていると、訪問したときに出されるお茶やお茶うけを頂かないのも失礼だし、断れば別の形でクリニックに届けられる。それに対してモラルうんぬんを振りかざす必要はないと思う。(30歳代、その他の診療科)
「基本的には受け取らないが、断れないときもある」
・基本的には断るが、患者の気持ちを尊重すべきとも思う。(30歳代、内科)
・治療に難渋した方から季節のごあいさつを頂戴すると大変懐かしく思う。形だけの謝礼(と感じるもの)もかなりある。形だけのものは廃止していく方向で良いのではないか。心のこもったものは残してほしい。(40歳代、整形外科)
・治療が終って最終の来院時に、感謝の気持ちとしてと謝礼の品を贈られた場合には、ありがたく頂戴することもある。謝礼をされてもされなくても、患者さんに接する態度に差はない。「ありがとうございました」の一言で十分である。(70歳以上、整形外科)
「絶対に受け取らない」
・精神科の患者の中には働けない人が多いし、患者同士のつながりも強いので、公平性も考えて謝礼金は一切受け取らない。『お給料はちゃんともらっているから心配しないで』と言うと分かってもらえる。(40歳代、精神科)
「こんな謝礼はいらない」
・治療(手術)前の患者からの謝礼は、正直言って迷惑以外の何物でもなかった。余分なプレッシャーになるし、こんな物もらわなくても全力は尽くす、という憤りを感じた。一方、退院時に『お世話になりました』と笑顔で渡されたものは、金銭でなくてもありがたかった。(40歳代、形成外科)
・基本的には断るようにしているが、「どうしても」と押し付けられて断れないことのほうが多い。どうせもらうなら、退院時にもらうのは「自分の誠意が通じた」もしくは「がんばりに対しての感謝の気持ち」と考えられてうれしいが、受け持ちになった時点で押し付けられるのは「金の力でよろしく」といわれているようで、あまり気分の良いものではない。(29歳以下、内科)

依然として謝礼金(品)の習慣はまだあるんだなぁと感じました。
現在は診療報酬制度という中で、医者の質(技)についての評価はありません。
今後医師の技量が報酬に反映されると、こういった習慣がなくなるかもしれません。但しその評価による診療報酬の増加は、医療保険を使った謝礼の一種かもしれません。どちらが良いのかはわかりませんが、私は、医師は職人であり、自分の作品(患者の転帰など)の出来不出来がお金以上の満足ではなかと考えています。報酬も非常に重要ですが、そればかり考える医師が圧倒的少数派であることを信じます。
記事の中で『お世話になりました』「ありがとうございました」の一言で十分である。という言葉が印象を受けました。
詳しくは日経メディカル

|Posted by HIP|スタッフの取材日記

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