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HIP病院広報塾
事例3

そして3つ目。愛知県の一宮市にある医療法人大雄会で作らせていただいた、院内報「YOU報」と80周年誌「大雄会の遺伝子」です。

大雄会の立地する愛知県尾張西部という地域は、官尊民卑の非常に強い土地柄で、大雄会のすぐ近くには一宮市民病院という名古屋大学に強力にバックアップされた病院が存在します。
そういった環境の中、総合病院として3代続いて最先端医療機器の導入、新しい医療分野への挑戦といったカタチで、戦い続けている医療法人です。
しかし、その反作用で根拠の無い「金もうけ主義・金持ちの病院」という誹謗中傷にさらされ続けています。
そのような状況の中、生まれたのが、「YOU報」と「大雄会の遺伝子」です。

まず「YOU報」、これは職員対象に制作したものです。
上は理事長先生が登場されたもの、下は院長先生が登場されたもの。まさに経営責任者・CEOと執行責任者・COOが、毎号変わるがわる登場されるカタチをご提案いたしました。
理事長先生は法人のこれからの医療の考え方、方向性を。そしてその次の号では、院長先生が理事長のお話をブレークダウンして、では私たちは具体的にどうすれば良いのか、といった行動レベルに落とし込んだ内容を。それが対になったカタチで、数年続けて発行いたしました。
職員の方々にトップの二人が何を考えているのかをきちんと伝える、これが一つの目的として確かにあります。が、実はもう一つ、理事長先生ご自身、院長先生ご自身、ご自分の考えを、明確に表現する「言葉」と「概念」を手に入れることも目的でした。

そして「大雄会の遺伝子」。80周年誌制作の時期を迎えたとき、理事長と院長が固めたビジョン、具体的な内容を、「大雄会の遺伝子」という名前で収録いたしました。
もちろん、理事長・院長の言葉だけを掲載したわけではありません。また、通常、周年誌といいますと、歴史を追って紹介するケースが多いかと思いますが、そうではなく、歴史のなかで、大雄会の根幹、どんな時代でも変わらぬ姿勢を、「遺伝子」というキーワードで表現し、そのうえで、理事長・院長が固められたビジョン、行動といったものをテーマごとにまとめた80周年誌でございます。
ちょっと周年誌らしくないカタチではあるかと思います。

事例4

そして最後。「弦は弾くときに張ればいい」
医療法人橘会・東住吉森本病院の看護師募集冊子として今年作らせていただいたものです。
これは今までの募集冊子のアンチテーゼと言いますと、少し気取った言い方になりますが、7対1看護の出現以来、厳しさを増す看護師募集市場の中で、単に給料や待遇といったものを競うのではなく、本来の看護、森本の看護とは何か、ひいては、東住吉森本病院の医療、そこにおける看護師の位置づけ。これらを求心力にして、看護師を集めることができないかと考えたモノでございます。

本来、リクルーティングというのは、100人のうち、5人でも10人でも、この看護部長についていこう、この病院なら私の考える看護ができるかもしれない、と思ってくれれば成功かと思います。
そこは、通常の広報とは異なるところですが。その線を狙って作ったものでございます(ある意味では一番最初にご紹介した「副院長奮戦記・正しい病院でありたい」の復刻版とでも言えそうですね)。
看護部長に、公私ともに裸になっていただきました(最初は嫌だ嫌だとおっしゃってましたが、そのうち一番一生懸命になられたのも彼女です)。
そして看護部長の協力のもと、病院とHIPが一緒になって作り上げた、看護師募集冊子でございます。

これら4作品は、多少先鋭的ではありましたが、3つの病院の皆さんのご協力で、世に送り出すことのできた作品です。
心からお礼を申し上げるとともに、一つの病院広報の在り方というものを、表現できたのではないかと自負しております。
あえて最初にこれらを事例としてご紹介したのは、皆さま方に病院広報の考え方の例として、頭においていただきたいという思いからでございます。

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